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Whose room? PJ はじまります

2020年が明けてはじめの展示をします。

場所は、台湾・高雄のホテル 鶴宮寓 HOK HOUSE のギャラリースイート。この部屋に泊まった人が、展示を見てくださるお客さん(部屋が空いていれば、他の部屋のお客さんも見学ができるそう。)という、とてもユニークな展示です。オーナーの二人と一年ほど前から話を重ね、今回現実できることになりました。展示期間は約一年。これから「山鳩舎の部屋」を作っていきます。

山鳩舎の展示テーマは ” 千年萬年room ” にしました。

ホテルの名前「鶴宮寓」の鶴と、ホテル一階にある喫茶店「龜時間」の亀から着想を得ました。部屋に入った時に、千年、万年と生きている(であろう)鶴と亀の部屋をイメージしています。時間の流れが早いような、遅いような、どこにいるのかわからないような、でも、なんか心地良いな〜という部屋が目標です。(自分でも何を言っているのかよくわからないのですが。)

さて、いざ準備!

ということで、早速材料の買い出しへ。ペンキの色を作ってもらいに、老舗の塗料屋さんにお邪魔しました。ペンキは壁の絵に使います。心地よい部屋を目指しているので、部屋の色と合う色、且つ、涼しげで淡い色を選んでみました。色見本帳で色を伝えると作ってもらえます。年季の入った棚に、カラフルで面白いデザインのペンキ缶が並んでいるのが印象的です。

台湾メーカーのペンキ缶は、懐かしい感じのものや、可愛いもの、いかにもな感じのもの…と、とても趣があります。BUTLONE はシンプルなデザインがきれい!

トレードマークも面白いです。
たとえば、これはいるかのマーク。

これはねこのマーク。名前もいい!

老舗のペンキ屋さんですが、私たちはこの店で初めての日本人客だったそうです。(なんだか嬉しい!)

買い出しの途中ですが、この後すぐにデザインスタジオ 白川設計事務所 で打ち合わせがあったので、みんなでお邪魔して来ました。

ここは、もともとスタジオ内に白川文庫という私設図書館をされていたこともあって(今はお休み中)、本がたくさんあって、とても居心地がよかったです。(このお話も、またいつか。謝謝陳さん。)

さて、打ち合わせの後は、照明屋さんへ。

この木製の受け皿は、古いもの好きの長野松本のゲストハウス tabi-shiro のオーナー経由でもらったもの。これを使って部屋のオリジナル照明をと考えています。(さて、どうなるかな…。)

この後は、手芸屋さんに行ったり、ミシンを借りたり。

まだまだ準備は続きます。

text by m and w. photo by w.

Whose room? PJ – Part 1
Whose room? PJ – Part 2
Whose room? PJ – Part 3

UPDATED 2020.02.13 Taiwan, Works