今夏に高雄にオープンした菓子職人ジェイミーのお店「日食生活」は、1階がカフェで、2階はキッチンスタジオになっています。普段は洋菓子を作っているジェイミーですが、この日はみんなで台湾の伝統的なお菓子「太陽餅」作りにチャレンジです。太陽餅とは、サクサクの皮の中に、もっちりした餡が包まれている台中発祥とされる焼き菓子です。パイの皮のように何層も重ねられているサクサクの皮は非常に脆く、食べているとボロボロと落ちます。とにかくすぐに崩れてしまうので、梱包の技術が発達していなかった一昔前は、台中でしか食べられなかったという話があるようです。
ジェイミー先生に教えてもらいながら、生地をのばして折ってレイヤーを重ねて丸めて、という作業を繰り返します。作った餡を皮で包んで伸ばして、卵黄を塗って、焼いたら出来上がり。太陽餅は台中でも何度か食べたことがありましたが、焼きたての太陽餅を食べたのは、これがはじめてでした。焼きたての美味しさは、やっぱりぜんぜん違いました。太陽餅の本当の実力を思い知らされました。
日食生活:高雄市苓雅區四維三路8巷51號
夜は小籠包と鍋貼が人気のレストランへ連れてってもらいました。ずっと美味しい一日でした。謝謝Jamie。
text and photo by w.