先日、高雄の友人のhanaさん(花/卵/星)と、kiteさん(七号閱覽室 Experiment at 7th)の二人と一緒に、嘉義市に行ってきました。
嘉義市は台湾南部の街。比較的静かで、小さくてかわいい建物がところどころに残っていて、とてもいい雰囲気です。はじめに訪れたのは嘉義公園。途中からhanaさんのお母さんも合流して、みんなでわいわいしながら散歩をしました。
嘉義公園にはその昔、大正時代に建てられた神社があったそうで、参道だった通りの石燈籠や、手水舎、社務所などが残っています。
300年以上前の清朝統治時代の砲台もありました。
歩いてみると、思っていた以上に大きな公園だとわかります。園内には歴史的建造物のほかに、展望台タワー、オブジェやアートなど、新旧がぐちゃぐちゃに混ざっていて、なかなかカオスな感じです。そして、自然がとっても豊か。この日はぐずついた空模様でしたが、森の香りが強かったり、肌にあたるミストが気持ちよかったりして、ふかく深呼吸をすると、身体が浄化された心地になります。(こんな公園が近くにあったら楽しいだろうな。)
公園の後は、お母さんの運転で市街地へ。
博愛鶏肉飯
嘉義といえば鶏肉飯。発祥地らしく、火鶏肉飯の看板をいたるところで目にしました。観光客が滅多に来ない、地元の人に人気の火鶏肉飯の食堂に連れてきてもらいました。台北では鶏肉が一般的ですが、本場の嘉義では七面鳥で作っているのも特徴の一つです。
Come home 咖啡漫步
名前の通り、一見すると普通のお家ですが、中は丁寧にリノベーションされた、なんとも居心地のいい空間のカフェになっています。
洽順選庒
奥まったところにあるので、ここも一見すると普通の家ですが、奥に進むと、鳥のかごや廃材で作った壁(?)が現れます。ここの2階が古道具屋になっています。
島呼冊店
BOOK and TOFU. 本と豆腐のちょっと変わった獨立書店。島呼の発音はトウフー、冊店は書店の台湾語だそう。本や手作りの味噌が仲良く並んでいました。
御香屋
街の中心部のロータリーのすぐ近くにあるお茶屋さん。この時期はグレープフルーツグリーンティー(葡萄柚綠茶)が人気でした。嘉義はグレープフルーツの名産地で、嘉義県竹崎産のグレープフルーツは10月〜5月が旬のようです。中心部のロータリーには、日本時代に嘉義農林学校が甲子園準優勝を果たした時のピッチャーの銅像があります。観光客に人気という噴水雞肉飯もここにありました。
阿岸米糕
嘉義出身の友人のおすすめのひとつ。米糕(豚肉ごはん)を持ち帰りして、帰りの電車の中で食べました。
アテンドしてくれたhanaさん、付き合ってくれたhanaさんのお母さんとkiteさん、どうもありがとうございました。嘉義は阿里山への玄関口というイメージが強かったですが、日本との縁もとても深い街でした。またゆっくり街歩きをしてみたいです。
text by m and w. photo by w.