問屋街や市場を見てまわるのが好きです。ここ台南でも、西市場を見てまわりました。1905年設立。古いだけあってか、廃墟と化している部分も同居している不思議な空間です。
散歩していると、お茶テーブルを発見。どんな風になっているんだろうと眺めていたら、丁度持ち主のおじいさんがやってきて、お茶の用意をはじめました。テーブルを開くと、五徳、お茶台、ゲームのできるカウンター、しかも灰皿付き。コンパクトな作りなのに、お茶の席に特化した便利なテーブルです。と、そこに今度は日本語が話せるおじいさんがやってきて、お茶の席に招待してくれました。
お茶を淹れるおじいさんの所作が美しい。いただいた香りの高いお茶は、阿里山の近くの高山茶だと教えてもらいました。台湾のお茶は本当においしい。ごちそうさまでした。
text by m. photo by w.