花蓮 Hualien

南方澳を後にし、次は隣の 花蓮縣 へ。気分屋な天気の山の中をひた走り、途中から海が見えてくると、崖と海に挟まれた断崖絶壁のような道になります。ここ数日降り続いた雨の影響なのか、所々で起きた崖崩れや土石流のために一方通行規制が敷かれています。噂に聞いていた東台湾の道は、想像以上に圧倒的な自然の中にありました。

夜、花蓮に到着して、夕ご飯はオーガニック野菜を使った火鍋店へ。そこで花蓮の王さんたちと合流し、一同お腹いっぱいになったあとは、王さんのお店 KŌHI宅 へ移動します。” KOHI ” は、日本式の ” コーヒー ” の発音です。はじめて来たはずなのに、友人の家に遊びに来たような居心地の良さだったのは、温かい光と古道具、畳の小上がり、それから、小型の焙煎機と、たくさんの珈琲豆が入った瓶、珈琲の香りがしていたからかもしれません。

焙煎もしている王さんですが、凄腕のバリスタでもあります。自家焙煎豆を使って、王さんの丁寧なハンドドリップコーヒーをいただきました。浅焼き中焼きをベースに、花の香りやチョコレートの香り、ジュースのような爽やかな飲み心地のものから、ウイスキーのような口当たりのものまで幅広く、珈琲の奥深さを感じさせられます。贅沢にもたくさんカッピングさせていただき、幸せな夜となりました。

翌朝、ホテルから見える景色に圧倒されます。3,000m級(4,000m近く)の山々を見て、花蓮が山国だったことを思い出しました。市内の移動中も山に見守られているような感覚です。

朝食後は、もう一つの Artqpie がある 森山舎 へ。ここは日本式の一軒家を改装したカフェレストランです。台中のハンバーガーショップ 田楽 を手がけるチームが店舗デザインを、ロゴデザインはArtqpieが担当しています。その関係から、森山舎の中にArtqpieのスペースがあります。

注文したパンセットは、ふわふわの自家製。bakki handmade と同じパン店で修行した方が毎日焼いているそう。家のように温かくて明るい店内。外に目をやると、太陽を浴びたきらきらの緑が入ってきて、お店の名前にぴったりだなと小さく感動しました。

少しの滞在でしたが、チームArtqpieのお陰で楽しい小旅行になりました。次に訪れるときは、原住民文化や、台湾の自然にもっと入って行きたいです。

text by w and m, photo by w.


2017-11-11 Coffee, Taiwan, Trip